ムルンダヴァからヌシ・べへ〜ヌシ・イランジャはこの世の楽園だった〜

水が綺麗過ぎて思わず機内から撮影したヌシ・タニケリー。
水が綺麗過ぎて思わず機内から撮影したヌシ・タニケリー。

 

4泊したムルンダヴァに別れを告げ、4人でお昼に国内線のエアマダガスカルでヌシ・ベへと向かった。ヌシ・ベは島なので(ヌシがマダ語で島という意味)、やはりマダガスカル本島とは少し雰囲気が違う。

 

空港は島の東部にあるが、リゾート地は西部の沿岸が中心。3人が予約している高級リゾートホテルも西部沿岸で、タクシー以外に行く手段がない。流石にマダガスカル在住の友人の交渉でもタクシー運転手は強気だった。私は予算の関係でそのホテルには泊まれないので、着いてからそこらへんで探すつもりだった。が、甘かった。ホテルに着いてみると周辺には全く他の建物がないよう。乗車中からしきりに運転手が俺がホテルを案内してやると言ってきた(友人が通訳してます)理由がその時分かった。

 

とにかく探すしかないと歩き出すと、その運転手が○○アリアリ(マダガスカルの通貨単位)で一緒に探してやると言ってきた。ここは従うしかないところだが、このときは何故か意地をはって断ってしまった。するとじゃあ無料でいいから一緒に探そうと言う。今思えば無料な訳ないのだがこの時はそれならと乗ってしまった。(ちなみにこの時運転手はマダ語で喋っているのでジェスチャーとメモに数字を書いて意思疎通しています。)

 

大通りからは何の建物も見えなかったが、実は隣に小さな宿があってそこに連れて行かれた。所用時間1分・・。

 

着くなり運転手がオーナーのおばさんとマダ語で何やら話している。おばさんに言われた料金は、壁に無数の穴があるボロボロの宿にしては高かったが立地条件に負けて承諾。リゾート地の宿は他より高いんだなと自分を納得させたが、私がお金を払った後運転手とおばさんが奥に引っ込んで、その後運転手が笑顔で出て来た。なるほどおばさんから仲介料受け取りましたね。通常より高めの料金を取り差額を運転手に渡したか、通常料金だが運転手がそこから案内料をおばさんから受け取ったというところだろう。もし違ったらごめんなさいだけど。そういうのって雰囲気で何となく分かる。

 

ただ働きはしないというタクシー運転手のたくましさを感じた一件でした。

 

お客は私しかおらず、森の中の穴だらけの部屋は虫が怖い。それでも宿のおばさんは感じの良い人で、子供の友人や近所の人が集まってテレビを見たりしてる雰囲気は嫌いじゃなかった。蚊取り線香が途切れないようにして眠り、朝は壁のあなから差し込む光が目覚まし代わりになった。

 

宿泊:AMBARO村のCHEZ TOMBO  

 

午後は4人で近くの小島ヌシ・タニケリーに行きスノーケルを楽しんだ。私は初スノーケルだったが、最初は中々難しくて水を飲んだり、深い場所を泳ぐと怖さも感じた。しかし慣れてくると、色とりどりのたくさんの魚を間近で見れることの楽しさに夢中になった。岩場や珊瑚で手足に傷を負ったけど、スノーケルでこの楽しさならスキューバダイビングなんてどんだけ楽しいんだろう。いつかやるリストに決定だ。

 

翌朝は10人乗り程度のボートでヌシ・イランジャへ向かった。ヌシ・べの西南沖にある島で、沿岸から約1時間半程かかる。海をボートで渡るのは楽しいかと思いきや、激しく揺れるし動けないので案外我慢の時間だった。

 

 

←写真に写っている男性はガイドさん。名前は忘れちゃったけどナイスガイでした。

 

 

 

ヌシ・イランジャは最高の場所だった。今の所自分の中で最も美しい海。最も楽園。もしかしたら地球上で一番好きな場所になったかも。

 

大小2つの島があって、干潮時は砂浜が現れ歩いて渡る事が出来る。奥に見えるのが小さい方の島。

 

大きい方の島には山もあって、ガイドさんの案内で登らせてもらえた。私が山に登る間、他の3人は小さい方の島に行った。

 

山の上から
山の上から

山登りメンバーはガイドとイタリア人親子と私の4名。

 

イタリア人親子は船も最後の昼食も私たちと同じだった。

 

子供は恐らく養子だろう。とても可愛く、大人しい子だった。

 

急な斜面を降りる時その子が大変そうだったので、私とお母さんがその子を挟んで手を繋いで降りた。それをお父さんがビデオで録画して、何だが変な光景だなと思ったけど楽しい一時だった。

 

ヨーロッパの白人夫婦がアフリカの子を養子にもらうというのはよくあることなのだろうか、素敵な家族でした。

 

山に登っていると途中島民の住む家があり、頂上には小学校もあった。ビーチにいたときはここは天国のようなリゾート地だなと思ったが、山は又別の顔を持っていた。ビーチも山どちらも最高で、同じくらい好きになった。

 

小学校はちょうど休み時間だったので写真を撮らせてもらった。小さな教室が何個かあるだけだが、休み時間にもかかわらず勉強している子もいて彼らの意欲はとても高かいように感じた。人生は生まれた場所によって左右される面があるが、この島の子供達に素敵な未来が待っていることを願わずにはいられなかった。

たくさんの鳥を飼う家の子供
たくさんの鳥を飼う家の子供
貝を拾う子供達
貝を拾う子供達

 

ヌシ・イランジャツアーの最後は参加者とガイド皆でお昼ご飯。

 

メニューは魚の塩焼き、蟹トマトソース、ゼブ牛(マダガスカルの牛)の串焼き、ポテトサラダ、バナナ、パパイヤ、パイナップル。味は覚えてないけど最高の島で食べるご馳走はお腹というよりは心がいっぱいになるメニューだった。

 

 

 

 

実はお昼の前に村の人がこんな大きなエビが穫れたと見せてくれた。タイミング的にやったーこれが食べれるのかと大いに期待したのだが、食卓にエビはなかった。ただ凄いエビをランチの前に見せてくれただけだった・・。

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background picture : Madagascar nosy iranjaマダガスカル ノシ イランジャ

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