ディエゴ・スアレス〜日本語を話すマダガスカル人の少女に『ばかやろう』と言われる〜

まるで映画のセットのようなディエゴ・スアレスの町並み
まるで映画のセットのようなディエゴ・スアレスの町並み

 

今日は一日ディエゴ・スアレスを散策する。新しい町に来たら大抵一日はその町を歩くことに費やす。ガイドブックに乗っている場所に行くのも良いが、それと同じかそれ以上に町歩きに心惹かれる。それが日本と違う程、興味も楽しさも増す。

 

ガイドブックによると、ディエゴ・スアレス湾はブラジルのリオに次ぐ世界2位の大きさらしい。しかもこの湾で第2次世界大戦下の1942年、日本とイギリスが交戦しその慰霊碑が市内に建立されているという。町並みは植民地時代の名残やイスラム的な雰囲気もあり、北部アラブ人系コミュニティの中心とも書いてある。確かにこの町は他のマダガスカルの都市に比べて異質な感じを受けた。町の北部側はこのまま映画のロケに使えそうな雰囲気で、人も少なく何かセットの中に迷い込んだような気にさせられた。

 

古くて雰囲気の良い建物はどこもドアが閉まっており、使われているのかどうか分からなかったが、その無人感が又映画のセットのようだった。

 

 

 

ディエゴスアレスのメイン通りであるコルベール通り(上の2枚もコルベール通り)を歩いていると、3人組の子供達が話しかけてきた。日本人というのだけは伝わり、写真を撮れというジェスチャーだったのでもちろん喜んで撮ると、お金を要求された。ただそれほど本気ではなく、笑いながらもらえれば儲け物というくらいの感じだったのだが、上げないよとこちらも笑いながら言うと、真ん中のリーダーの女の子(どことなくアフリカ以外の血が入ってそうな美人さん、髪も一人だけ直毛だったし)が何か言葉を思い出そうとしている。そして放たれた言葉は日本語で「ばかやろう」。これも笑いながら言っているので、本気ではなかったと思うが、日本語を知っていた事に驚いた。それもばかやろうって・・。

後ろの壁の絵が中々に芸術的
後ろの壁の絵が中々に芸術的

 

町の最北部まで行くと大きな湾が見えた。公園や丘があり、市民の憩いの場になっていた。

 

この町ではコルベール通りにあるような古い建物以外にも、興味深い建物があった。ディエゴスアレス出会った面白い建物ベスト2をお見せします。

 

まずはこれ。学校生活の絵が壁全体に描かれてます。上手いか上手くないかは別として、味わい深い絵だと思いませんか。絵から察するにここは学校か。

 

お次は見た瞬間度肝を抜かれたマンション。地震が来たらどれだけ揺れるのか。地下に駐車場を作るのは良くあるけど、こんな危険な駐車場は日本では絶対ないと思う。

 

 

最後に町の中心、フォシュ広場での光景。3人の子供がカメラマン役とモデル役になって遊んでいた。それを見てきっと本物のカメラで撮って上げたら喜んでくれるんじゃないかと思って近づいて行くと、案の定注目してくれてモデルになってくれた。

 

 

26日月曜日はようやく正規の両替をしたり、ディエゴスアレス近郊の有名観光地の一つであるアンバー山国立公園への行き方を調べたりして、後は又町をブラブラして終わった。27日は1日中アンバー山国立公園を歩きまわるつまりだったが、予想外のことが起きすぎてこの旅最大のピンチを迎える事になる。

※ホームページ内の写真は貸し出しを行っております。ご希望の方はメニューのCONTACT/お問合わせ/撮影・カメラレッスン依頼からお問い合わせください。

 

 

 

 

background picture : Madagascar nosy iranjaマダガスカル ノシ イランジャ

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