中国・蘇州で過ごしたクリスマスイブ

蘇州の路上で気持ち良さそうに寝ていた犬。微笑んでる?
蘇州の路上で気持ち良さそうに寝ていた犬。微笑んでる?

2011/12/12~27

 

今は2014年。上の日付は何かというとこれから書く旅の実際の日付である。私のブログは全くリアルタイムには書いてなくて、今までは日付をその時のものにして誤摩化していた。しかし前回ようやく1度目の長旅を書き終わり、今回から2度目の長旅の話になるので、これを機に更新日を正直に書く事にした。

 

前回の旅では船で中国に行き、電車とバスで南下して東南アジアを回った後、飛行機でマダガスカルまで行って帰国した。

 

今回の旅のスタートは茨城空港。春秋航空を使ってまず上海へ行く。そこから中国一周する予定だ。

 

初のLCCだったのだが、チェックインで早速洗礼を受ける。春秋航空では手荷物と預け荷物合計で15kgまでで、超過1kgごとに1500円取られると言うのだ。私の荷物は17kgを超えていたのだが、あらゆる手段を駆使して何とか15.8kgまでにし、最後はパソコンの重さをおまけしてくれて超過料金を払わずに済んだ。

 

乗ってからも前後の距離が近過ぎて背もたれを倒すスペースがなく、3時間半良い姿勢を保たなければならなかった。それでもやはり飛行機は早い。船の時は48時間かかった。

 

上海に住んでいる後輩の家に1泊し、翌日電車で蘇州へ向かった。今回再び中国に来た理由の一つが前回の旅で出来た中国人の友人と再会することで、どうせならクリスマスに会おうという理由で12月19日に日本を発ったのだ。友人は蘇州に住んでいた。

 

私としては1週間程蘇州にいて、友人といろいろ行くつもりだったが、カフェで働いている友人はあまり休みがとれなかった。そのため一人の時は日中街中を散策し、夜はカフェで時間を潰した。

 

宿泊:蘇州桃花䲧国際青年旅舎←青年旅舎は中国語でユースホステルの意味

 

友人が働くカフェ。なかなかお洒落で居心地が良かった。
友人が働くカフェ。なかなかお洒落で居心地が良かった。

 行くまで知らなかったが、蘇州はベネツィアと同じ水上都市だった。意外?にも水路に太陽光パネルがあった。



昔の面影を残した通り
昔の面影を残した通り

蘇州の観光スポットの一つである北寺塔に登ると街を一望出来た。上から見ると家の色や作りがほとんど同じだと分かる。

 



迎えたクリスマスイブ、何と中国銀行の銀行員達がカフェを貸し切りクリスマスパーティーをするという。当然友人は一日それにかかり切り、しかも貸し切りだから私はカフェにいることができない。蘇州の街で独りでイブの夜を過ごさなくてはならなくなった。気にしないでって感じを装ったが、内心は泣きそうである。宿に戻ったってドミトリータイプで男4人(私以外は中国人)と同部屋。まだ外を歩いてる方がマシだと思いカメラを持って何時間もイブの夜の街を歩き回った。


コスプレ撮影会に遭遇










大きなデパートの前にクリスマスツリー。


ちょっとコストダウン感が出てますが・・。

お父さんお母さんは子供を座らせたり立たせたりして写真をたくさん撮っていたが、この子はずっとこんな感じでつまらなそうに下を向いていた。それが面白くてしばらく観察していたけど、最後まで機嫌が直る事はなかった。


路上で子犬が売られていた。クリスマスプレゼントに買う人がいるのだろうか。でも大勢の人が行き交う街角のこんな小さなスペースで折り重なって置かれて、何となく虐待に思えた。寒そうな気もしたし、顔を隠している子犬が多かった。皆触るだけで買って行く人はいなかった。


一晩歩き回って、中国のクリスマスイブの夜の様子は概ね日本と変わらないなと感じた。カップルや家族が楽しんでいる中、独りで街を歩き回るのは寂しさもあった。しかし異国だとそれも楽しめてしまう所がある。


結局蘇州には予定通り1週間滞在し、12月27日に友人に別れを告げてバスで長沙へ向かった。

※ホームページ内の写真は貸し出しを行っております。ご希望の方はメニューのCONTACT/お問合わせ/撮影・カメラレッスン依頼からお問い合わせください。

 

 

 

 

background picture : Madagascar nosy iranjaマダガスカル ノシ イランジャ

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