ハノイからフエへ〜ビルさんのバイクでフエを一周〜

フエでの一幕。こんな小さな少女でも一人で船を巧みに操っていました。
フエでの一幕。こんな小さな少女でも一人で船を巧みに操っていました。

ハノイに5泊して、次はベトナム中部の街、フエに移動です。

ベトナムを旅行する観光客はほぼ皆バスを使います。旅行社やホテルでバスチケットが売っていて、私はハノイ→フエ→ホイアン→ニャチャン→ホーチミンと移動出来るチケットを購入しました。

夜ハノイを出発して翌朝バスはフエの宿の前に到着、他の乗客は皆あてがあるのか、あまりその宿に泊まる人はいないようでした。私はガイドブックも持っていないし、値段も高くなかったのでその宿に泊まることにしました。

フロントで手続きしていると、ビルさんというバイクタクシーのおじさんが俺のバイクでフエ中を観光出来るからガイドとして雇わないかと言ってきました。フエは乗り物がないと何処にも行けない所だし、値段も高くなかったので(ここが一番重要)商談成立。

最初に連れて行ってくれたのは、フエの世界遺産、グエン朝王宮(ベトナム名ダイノイ)です。

ティエンムー寺
ティエンムー寺

これは全てベトナム戦争で亡くなった人のお墓だそうです。ビルさんはフエ中の観光名所を案内してくれましたが、ベトナム戦争ゆかりの地にも連れて来て、戦争の時の話をしてくれました。私のような外国の若者にもあの戦争の事を知ってもらいたかったのでしょうか。

いろいろまわって、最後に連れてきてくれたのがフエのビーチ。海の家で食べたエビと貝が物凄く旨かったです。ただ日本と同じで、海の家の料理は値段も高かった。

 

 

 

これがビルさん。声を掛けて来た時はハノイのおじさんを思い出して胡散臭かったけど、良い人だったと思います。最初に言われた金額より何だかんだで高くなりましたが、元は取れたと思っています。ホテルに戻って最後にビールを奢ってくれました。

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ハノイで友人と合流し、ハロン湾へ

ハロン湾
ハロン湾

たまたま日本の友人が8月にベトナム旅行に来るという話を聞いて、現地で合流して一緒に世界遺産であるハロン湾へのクルーズツアーを申し込みました。

 

朝ホテルにバスが迎えに来て乗り込んだ所、友人達の姿が見当たりません。私だけホテルが別だったので、現地で一緒になるのかなと思ったのですが、現地に着いてからも見当たらず、どうやら乗船名簿も私だけ別の船みたいです。確かに私はホテルが別で、一人だけ後から申し込みましたが、友人と一緒に行って一緒の船にしてくれと頼んだのにこの有様。しかも後から知った事ですが、同じ船のメンバーは私の半分以下の料金で参加していました。船のグレードごとに料金が違うのですが、高い料金を払って安い船に乗せられるという踏んだり蹴ったりのツアーになってしまいました。

 

それでもたまたま同じ船に日本人の家族と同じ一人旅の人がいて、彼らと仲良くなったおかげでそれなりに楽しむことができました。

 

 

  大量の観光客を乗せたたくさんの船が同時に出発、この中の何処かに友人も乗っていたはずです。

 

 

 

 

船のデッキは気持ち良かったです。いろんな国の人が一緒に乗っています。

  大小3,000もの奇岩、島々が存在するそうです。

 

 

 

途中カヌーで下りる事が出来、生まれて初めてのカヌー体験。コツを掴まないと上手く進まないですね。

 

 

 

島に上陸するとライトアップされた鍾乳洞が探検出来るようになってました。

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ベトナム入国、最初の滞在都市はハノイ〜曲がった腕を持つ元ベトナム兵のおじさんにハメられる〜

ハノイと言えばバイク
ハノイと言えばバイク

夜の11時半頃、ベトナムに入国しました。

 

電車で国境越えをする場合、中国側の駅で一旦荷物を全部下ろして出国手続きをし、ベトナム側の駅でも荷物を全部下ろして入国手続きをします。ちょうど寝ようかという時間に2回も起こされて大荷物を下ろしての手続きは中々体力を消耗しました。

 

写真はベトナムの入国手続きの様子。こうゆう所は大抵撮影禁止なのですが、係員もこの時間はほとんどいなくて怒られませんでした。

 

朝4時、どうやら終点らしく全員下ろされました。下ろされたのは良いですが、外は真っ暗でタクシーやバイクタクシーの客引きが一斉に迫ってきて、もし一人だったらどうなったか分かりません。

 

実は車内で、何度もこの電車でベトナムに来ているという中国人の若者と仲良くなって、彼は既に宿も予約してあるとのことだったのでその宿に夜が明けるまで入れてもらうことができました。このままここに彼と一緒に泊まろうかと思っていたら、朝彼の彼女が現れ、私を見た彼女は彼と何やら話しをしています。事情を察した私はすぐに他の宿を探すと言って部屋を出ました。二人ともバス停まで着いてきてくれました。

 

彼女が来る事が分かっていながら私と一緒に泊まってくれたのかと思うと、その優しさに感謝です。

 

バスでベトナムでの最初の目的地、ハノイに向かいました。新しい場所に着いたらまず始めることは今日の宿探しです。ベトナムのガイドブックは一切持ってなかったので、とりあえずシンカフェという有名な旅行会社(この会社のことは予め調べていました)を探してそこで聞いてみることにしました。

 

シンカフェを探していると、50代くらいのおじさんが英語で声をかけてきました。

 

おじさん『日本人か?』私『そうです』おじさん『俺はおしんを知ってる、おしんは良い』と言って握手を求めてきます。私がシンカフェを探しているのを知ると、俺が案内してやるといってきました。ベトナム人の中年男性がこういう事を言う場合、大抵金目的なのですが、ほとんど寝ておらず、ベトナム初日ということもあってつい信用してしまいました。中国では一度もお金を要求されることがなかったで、少し気が緩んでいたのもあります。

 

一緒に歩きながら、おじさんはしきりに自分の曲がった腕を見せてこれはベトナム戦争の傷跡だと自慢してきます。ベトナムの中年男性が一筋縄で行かないのは、皆ベトナム戦争を経験しているからでしょう。こちらもあの戦争を戦ったなら強くて怖い人だと思ってしまいます。おかしいと思っても強い態度を取れなくて、気づくと相手のペースになっています。

 

おじさんはいろんな人に道を聞いたり、地図を買ってくれたり、何故か観光案内を始めて私の写真を何枚も撮ってくれて、自分の友達の所でお茶をご馳走したり水煙草(?)を勧めてきたりしました。

 

途中から完全におかしいことに気づいていましたが、だんだん面白くなってきたのでもう開き直って着いて行き、ようやくシンカフェに着いた時はおじさんと会ってから2時間後でした。しかもそこは最初に会った場所のすぐ傍。分かってはいましたが完全にはめられました。そして予想通りおじさんは急に態度が変わってお金を請求してきます。おじさん『俺は2時間もお前のために使ったんだ』(なるほどこう言うために時間稼ぎをしたのか)私『いくら?』ここから値段交渉が始まり、少し値下げ出来ましたが中々の金額を取られました。お金を受け取るとにっこり笑ってお前は友達だと言って去って行きました。

 

騙されはしましたが、なんだかんだ2時間面白かったのでガイド料を払ったと思えばそんなに悪くもなかったです。

 

シンカフェで安宿は旧市街が多いと教えてもらい、フロントの雰囲気が良く手頃な価格という条件で探しました。

 

宿泊:rainbow hanoi hotel

 

結果的にここは大正解、スタッフがとてもフレンドリーで4泊もしてしまい、仲良くなることができました。次ハノイに来る事があったら間違いなく又ここに泊まります。

 

 

 

ハノイの街並

 

 

 

 

 

 

ハノイには8年前の秋、大学のゼミの研修旅行で来た事がありました。その時の自由時間で、同じゼミの人とホーチミンの遺体を見にホーチミン廟に行ったのですが、何とホーチミン廟は秋は2ヶ月間メンテナンスで閉館する決まりがあって見れませんでした。今回8年越しに、当時がっかりしたことを思い出しながらしっかりとホーチミンの遺体を目に焼き付けました。亡くなって何十年も経ってるなんて思えないほど綺麗でした。それにしてもホーチミン廟の警護兵達は見事なまでに微動だにせず、警護兵を見るだけでも価値がある気がしましす。

 

 

 

 

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background picture : Madagascar nosy iranjaマダガスカル ノシ イランジャ

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