プノンペンからシェムリアップへ〜アンコール遺跡巡りの旅〜

カンボジアの子供は本当に皆可愛い。シェムリアップの1位はこの子かな
カンボジアの子供は本当に皆可愛い。シェムリアップの1位はこの子かな

プノンペンで4泊して、5日目の午前中にシェムリアップへバスで向かいました。バスが停まる場所には必ず物売りの皆さんが待ち構えています。写真の彼女も必死の形相で窓を叩いて買え買え言ってきましたが、カメラを向けると急に笑顔になってポーズを取ってくれました。

今回は夕方に到着し、バスの中で日本語をしゃべれるカンボジア人に聞いたお勧め宿をトゥクトゥクドライバーに伝えました。ホテル名はタケオでしたが、バスの彼はずっとタケオさんと言ってました。日本語ではさん付けすると丁寧だと教わったのかもしれません。私は今まで海外の日本人宿に泊まったことはなかったのですが、タケオは見事に日本人しかいない宿で、シェムリアップには日本人宿が二つありました。それだけ日本人に人気の街なのですね。まああの世界遺産の中の世界遺産、アンコール遺跡に行くにはこの街に泊まるしかないので、世界中のツーリストから人気があって当然なのですが。

 

タケオは満室でしたが、正直満室じゃなくても泊まる気はありませんでした。私は海外旅行をしていて、日本人だろうと外国人だろうと大勢の観光客と一緒にいるとあまり落ち着かない性分で、一人旅同士の1対1の付き合いなら良いのですが、日本人宿に泊まるのは向いていないと入り口の時点で思いました。

 

結局タケオの近くにあったVICTORY GUESTHOUSEに10日間滞在しました。

 

 

 

 

シェムリアップはいかにも観光客の街という感じで、外国人向けの店で溢れていました。その中で私が興味を持ったのはフィッシュマッサージというもので、足を水に入れると魚が表面を食べて綺麗にしてくれるというものです。最初は飛び上がりそうになりましたが慣れてくると楽しかったです。店員さんは皆日本語を習得しようとしていて、やっている間中即席日本語教師になりました。

 

 

 

 

シェムリアップでのスナップ

 

初日は街歩きに費やし、二日目からいよいよアンコール遺跡巡りです。アンコール遺跡という言葉よりアンコールワットと言った方が知名度は高いでしょう。私も調べるまではアンコールワットしか知らなかったのですが、アンコールワットはアンコール遺跡の中の一つに過ぎません。アンコール遺跡は半径数十キロに渡る本当に広い範囲にあって、全部回った人はきっとほとんどいないんじゃないでしょうか。

 

アンコール遺跡は無料で行けるところと、パスがないと入れないところに分かれています。有名所は軒並みパスが必要なので、購入は必須です。1日券20ドル、3日券40ドル、7日券60ドル。私は7日券を購入しました。予算の関係で移動手段をレンタサイクルだけと決めたので、私の行ける範囲は最大でも20キロ以内といったところです。 それでも往復を考えると大変な距離なので1日で回れる範囲が限られると考えて7日にしました。結果として、7日で自転車で行ける範囲をギリギリ全て回れたのでちょうど良い選択でした。

 

 

 

最初に行ったのは約15キロ離れた西バライ。ここはパスがいりません。バライというのは貯水池という意味で、10世紀も前のカンボジア人達が作った人工の池なのですが、はっきり言って海でした。これだけの大きな池を作れるなんて当時の技術力は凄かったんですね。

 

 

 

 

こんな道をママチャリで走ったので大変でした。

 

 

 

泣いている女の子が可愛かったのでカメラを向けると・・・

 

 

 

泣き止んでカメラ目線をしてくれました。

牛も水浴びに来ていました。

 

 

シェムリアップの街も、他のアンコール遺跡も外国人だらけでしたが、ここ西バライだけは外人で来ているのは私だけでした。私が行った場所が西バライの中でも最も街から遠い場所だったのもありますが。あるのは言ってみれば海のような池だけなのでわざわざ来る人も少ないのでしょう。個人的にはその後行った全ての遺跡を合わせても一番思い出に残っています。

 

 

アンコール遺跡といえば子供の物売り。大人が作って子供が売るというパターンみたいです。物売りの子達は小学生くらいの子ばかりで、皆なぜか日本語と英語と、もしかしたら他の言語も話せます。中々押しが強くて、何度か買わされました。皆本当に可愛くて子供達とのやり取りは大変だけど楽しかったです。学校に行ってるのと聞くと、休みだと言われました。確かに日本の夏休み期間中でしたが、カンボジアでは学校に行けず働く子供が多いので、行ってない子もいるのでしょう。

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プノンペン

プノンペンの露天商。
プノンペンの露天商。

プノンペンを歩いてみて気付いたのは、親の職場(主に物売り)に一緒にいる子供達がとても多いということでした。今は夏休み期間だけど、この国では学校に行ってない子も多いはずです。子供達自身が働いているのも多く見ました。

 

探索前に2つ目の宿探し。宿泊:CAPITAL 3  

 

カンボジアの室内大市場。とても広く何でもあり、多くの大人とその子供たちがいました。

美容室までありました
美容室までありました

写真の下に写っている豚の死骸が分かりますか。普通に丸ごと道路に放置されていて、たまに車に轢かれてました。

スクーターの5人乗り
スクーターの5人乗り

この女の子は見た感じ10歳くらいでしたが、雨の中一人でゴミ収集の車を引っ張っていました。

どこへ行くのでしょう。

路上から家の中が丸見えでした。随分オープンです。

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ホーチミンからカンボジアのプノンペンへ。〜キリングフィールドでたくさんの髑髏を見る〜

深夜に乗ったトゥクトゥク
深夜に乗ったトゥクトゥク

ホーチミンを15時に出発し、国境を越えてカンボジアの首都プノンペンに到着したのは夜23時でした。 遅い時間に初めての場所に到着するのは良い事ではありません。寄って来る運転手との値段交渉で妥協を余儀なくされ、ホテルも選り好みする余裕がないので多少高くても泊まらざるを得なくなるからです。

 

バスを降りると多数のトゥクトゥクドライバーが待ち構えていて、それぞれ客を捕まえていきます。私もその中から感じの良さそうなドライバーを選んでホテルに連れて行ってもらいました。安い所を希望して何軒か回ってもらいましたが、どこも満室で結局そこそこするホテルになりました。

 

宿泊:SWEET HOME-GUEST HOUSE

 

ドライバーはしきりに明日観光案内をさせてくれと言ってきて、めんどくさいので良いとも駄目とも言わず適当に返事してその日は別れたのですが、翌朝ホテルの入り口まで迎えに来ていました。 流石に断りきれず半日案内をしてもらうことにしました。いくつか示されたプノンペンの観光名所の中から「キリングフィールド」を選びました。

 

 

 

日本ではあまりないと思いますが、海外ではなぜかトゥクトゥクもタクシーも客が乗ってからすぐガソリンを入れようとします。

キリングフィールドまでの道は舗装されていない土の道で、窓がないトゥクトゥクに乗っていると砂埃ががんがん顔にかかります。こんなときこそ持ち歩いているサングラスとマスクの出番です。この二つは旅の必需品ですね。

 

カンボジアでのポルポト派による虐殺は知識としては知っていましたが、キリングフィールドで初めて詳細を知りました。想像より遥かに酷く、人間が同じ人間に何故これほど残虐なことができるのか、人間の恐ろしさを改めて感じる場所でした。

 

 

 

 

この塔の中に虐殺された人達の骸骨(きっとほんの一部でしょう)が納められていました。

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background picture : Madagascar nosy iranjaマダガスカル ノシ イランジャ

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